ドル円やや頭の重い展開、その他通貨もドル売り優勢に=東京為替概況
ドル円やや頭の重い展開、その他通貨もドル売り優勢に=東京為替概況
昨日の海外市場でパウエル米FRB議長の下院金融サービス委員会での議会証言を受けてドル売りが広がり、ドル円は109円台に値を落とす展開となった。東京市場では朝方110円台を回復の場面も、ドル買いが続かず。いったん109円82銭前後まで値を落とした後、買い戻しが入る場面も109円99銭までと上値の重さが印象的に。その後は米債利回りの低下などを受けてドル全般に売りが出る展開で、109円80銭割れまで。
ユーロドルは午前中は頭の重い展開で1.1830台から1.1821前後まで値を落とす場面が見られた。その後ユーロの買い戻しとドル売りの動きに1.1840台まで上値を伸ばす展開に。
10時半に雇用統計が発表された豪ドル。予想を超える雇用増を記録したことに加え、内訳を見ると正規雇用が伸びており、かなりの好結果に。ただ、豪ドル買いの流れは続かず、昼前まではドル買いの動きなどに頭を抑えられる展開に。その後はドル全面安に押されて豪ドル高ドル安に。0.7453前後まで下げていた豪ドルドルは0.7480前後まで。豪ドル円は81円88銭前後から82円10銭台に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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