小反発、年後半の需要回復の本格化を期待=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=72.98(+0.07 +0.10%)
ニューヨーク原油の期近は小反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が前日比0.07~0.11ドル高、その他の限月は0.05ドル安~0.13ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)のバルキンド事務局長が年後半にかけて需要回復が加速すると述べたことが相場を支えた。同事務局長はOPECプラスの共同技術委員会(JTC)で、今年の石油需要は日量600万バレル増加する見通しだが、そのうち同500万バレルは年後半に集中するとの認識を示した。一方、新型コロナウイルスの変異株の流行についてはワイルドカード的な要因であるとし、かなり不確実であるとした。
時間外取引で8月限は71.97ドルまで下落したが、、通常取引の開始を控えて下げ幅を消しプラス圏に浮上。通常取引序盤には73.81ドルまで上げた。ただ、引けにかけては買いも失速し、小幅高で終了した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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