来週の英CPIがポンドを押し上げる可能性があるとの指摘も=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中で、ポンドドルは売りが優勢となっており、1.41ドル台前半に下落している。本日の21日線は1.4150ドル付近に来ているが、その水準を再び下回っている。ポンドドルは21日線を挟んで1.41ドル台での上下動が続いており、次のアクション待ちの雰囲気を強めている。
来週は5月の英消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。4月は前年比プラス1.5%だったが、予想では1.8%と、英中銀のインフレ目標に接近することが見込まれている。もし、予想および、それ上回るようであれば、英中銀の出口戦略への期待が高まり、ポンドを押し上げる可能性があるとの指摘も聞かれる。
英中銀はインフレ率が年末にかけて目標の2%を上回ると見ているが、中期的には2%前後まで緩和すると予想している。それでも、目標に命中すると、英中銀はより強硬な姿勢に傾斜する可能性がありポンドにとってはプラスとの見方もあるようだ。
GBP/USD 1.4114 GBP/JPY 154.91 EUR/GBP 0.8573
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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