ボーイングが反発 アナリストが目標株価を290ドルに引き上げ=ダウ採用銘柄
ボーイングが反発しており、ダウ平均をサポートしている。先週末は787ドリームライナーが再び納入停止となったことで、7日ぶりに反落していたが、きょうはその下げを十分に取り戻している。
アナリストが目標株価を従来の240ドルから290ドルに引き上げた。米国のワクチン接種率が50%に達し、欧州と中国もそれぞれ、2カ月および5カ月で約50%の水準に達すると予想される中で、航空機需要も拡大すると指摘した。
航空交通量は2023年までにパンデミック前の水準を超えると見込んでおり、エアバスがA320のサプライヤーに生産体制強化を促したが、ボーイングの737型機の需要も同様に改善が期待されると言及。航空機需要は、経済性改善や低金利、二酸化炭素排出量の削減などによっても押し上げられるという。
長引く米連邦航空局の監視と中国のMAX承認のタイミングで、2021年の需要は拡大が限定的に留まることも予想されるが、2022年から24年にかけては、より明るい見通しが期待されるとしている。
(NY時間14:57)
ボーイング 255.08(+8.06 +3.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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