【本日の見通し】ドル円は109円近辺でのもみ合いか
前日の海外市場ではおおむね109円近辺でのもみ合いとなり、終盤に伸び悩んで108円台後半まで軟化した。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策を2023年末まで継続するとの見通しが示されたものの、米長期金利の上昇を抑えることができず、18日の米10年債利回りは一時1.75%台まで上昇した。
米長期金利の上昇がドルの下支え要因となっており、今日は109円を挟んでのもみ合いとなりそうだ。
今日は日銀金融政策決定会合の結果発表がある。
昨日、日本経済新聞・電子版が日銀金融政策決定会合に関して「長期金利の誘導策は変動を認める幅を現状より若干広げ、プラスマイナス0.25%程度とする方向」と報じた。また、上場投資信託(ETF)に関しては「買い入れは年6兆円とする目安をなくし、市場の混乱時にのみ購入する姿勢を明確にする」と伝えている。
結果発表を控えて、ドル円108円台後半から109円近辺でのもみ合いが継続するとみられる。結果が市場の想定通りの内容となれば、それほど極端な振幅はなく、109円を挟んでの推移が続くとみられる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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