株価上昇でクロス円が円安傾向、豪ドルは堅調=東京為替前場概況
東京外為市場、序盤のクロス円は日米株価指数の方向感に欠ける値動きを背景にもみ合いとなっていたが、中盤に差し掛かると日経平均株価や時間外取引のNYダウ先物の上げ幅拡大を受け、円安方向へと傾いている。ユーロ円は129.50円付近までじり高となり、前日高値を更新した。
ユーロドルやポンドドルは債券市場の動向をにらんだ展開となっており、東京序盤は米国債利回りの下落一服を受け、ややドル高気味に推移した。しかし、中盤に差し掛かるとドル高に一服感が出ており、ユーロドルは1.1916ドル付近から1.1934ドル近辺まで、ポンドドルは同じく1.3919ドル付近から1.3939ドル近辺まで戻し、下げを帳消しにしている。
豪ドルは堅調。豪ドル/ドルは0.7748ドル付近まで、豪ドル円は84.07円付近まで上値を伸ばしている。モリソン豪首相は朝方、観光セクターの支援で12億豪ドルのパッケージを発表しており、好感されている。
日経平均株価は3日続伸。前引けでは前営業日比143.28円高の2万9179.84円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.52円、ユーロドルは1ユーロ=1.1933ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.49円、ポンド円は1ポンド=151.24円、豪ドル円は1豪ドル=84.06円、NZドル円は1NZドル=78.19円、スイス円は1スイスフラン=116.66円、カナダ円は1カナダドル=86.11円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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