アジア株はまちまち、ワクチン期待と感染拡大懸念に挟まれる アリババは反発、「独身の日」取扱高が過去最高の7.9兆円
アジア株はまちまち、ワクチン期待と感染拡大懸念に挟まれる アリババは反発、「独身の日」取扱高が過去最高の7.9兆円
東京時間11:08現在
香港ハンセン指数 26262.26(+35.28 +0.13%)
中国上海総合指数 3348.56(+6.36 +0.19%)
台湾加権指数 13249.34(-12.85 -0.10%)
韓国総合株価指数 2485.61(-0.26 -0.01%)
豪ASX200指数 6434.90(-14.78 -0.23%)
アジア株はまちまち、コロナワクチン開発期待と感染拡大懸念に挟まれている状況。
米国で連日、新型コロナウイルス感染者が急増。感染拡大に伴う規制措置の導入を受け、米景気回復が遅れるとの懸念が高まっている。NY州は11日、州内のバーやレストランムに対し22時までに営業を終了するよう命じた。
欧米だけでなく、中東やアジアなど世界中で感染が再拡大しており、冬にかけて「第3波」が警戒されている。コロナ封じ込めに成功したとされていたNZオークランドでも2人の新規感染者が確認された。
ただ、巣籠やテレワーク、インターネット関連は恩恵を受けるとの思惑から11日の米株式市場でハイテク関連中心のナスダック指数が上昇しした。アジア株式市場でもハイテクや通信サービス関連が買われている。
香港版ナスダックと呼ばれているハンセンテック指数は3.9%高。JDドットコムは6.8%高、テンセント・ホールディングスは5.8%高、小米集団は5.2%高と大幅反発。きのう大幅下落したアリババも2.8%高と反発している。中国で11日、「独身の日」セールが行われ、アリババの取扱高は計4982億元(日本円で約7兆9000億円)に達し、過去最高を記録した前年を大きく上回った。ただ、中国当局が国内のネット規制の強化を発表したことは引き続き懸念されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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