アジア株は上昇、米株高や中国指標を好感した買い 韓国株は1.2%高、新規感染者数が48日ぶり低水準
アジア株は上昇、米株高や中国指標を好感した買い 韓国株は1.2%高、新規感染者数が48日ぶり低水準
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 23346.20(+110.78 +0.48%)
中国上海総合指数 3234.78(+15.37 +0.48%)
台湾加権指数 12367.27(+134.36 +1.10%)
韓国総合株価指数 2306.50(+27.71 +1.22%)
豪ASX200指数 5971.30(+6.38 +0.11%)
アジア株は総じて上昇、前週末の米株高を好感して買い優勢で始まっている。米株価指数は時間外でも上昇、ダウ先物は11時時点で127ドル高。特に目立った新規材料はなく、前週末からの米追加経済対策の進展期待の買いが続いているもよう。
上海株は0.48%高、きのう発表された中国8月の工業利益が+19.10%と前月からやや減少したものの、4カ月連続で増加したことが好感されているもよう。また、米連邦地裁判事が、TikTok(ティックトック)の配信禁止措置を一時差し止める判断を示したことも好感材料。
韓国株は1.22%高。韓国で28日に確認された新型コロナ新規感染者は50人と3日連続で二ケタ台となり、8月11日以来の低水準となったことが好感されているもよう。
台湾市場では聯華電子が9.6%高、華邦電子が8.6%高とハイテク関連が大幅高に。トランプ米政権が中国半導体受注生産メーカーのSMICへの一部輸出を制限する措置を打ち出したことを受け、台湾の半導体企業が代わりに買われている。SMIC株は香港市場で5.1%安。
豪州株は冴えない。乳業大手のa2ミルクが9.68%安と急落、今年3月以来の安値をつけている。豪ビクトリア州での長引くロックダウンにより、中国の消費者向け代購業者による売上が予想以上に落ち込んでいるもよう。同社は豪州とNZでのa2ミルクの売上高は上期に予想を大きく下回る見通しだと明らかにした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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