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ポンドドルは年末にかけ1.25ドルまで下落する可能性も指摘される=NY為替

為替 

 ポンドドルはNY時間に入って上値の重い展開となっており、1.29ドル台前半まで値を落としている。ロンドン時間には1.30ドルちょうど付近まで上昇していた。前日は英中銀が金融政策委員会(MPC)でマイナス金利の採用が正当化された場合に効果的に実施する方法を探る考えを示したことで、ポンド売りが強まっていた。ポンドドルも一時1.28ドル台まで下落する場面もみられたものの、いまのところ1.29ドル台は維持している。

 ただ、EUとの貿易交渉は妥結しないリスクも意識され始めており、ポンドは軟調な展開を予想する向きは少なくない。ポンドドルは年末にかけて1.25ドルまで下落する可能性も指摘されているようだ。

 この日は8月の英小売売上高が発表され、前月比0.8%増と好調な内容となった。総額もパンデミック以前の水準を4%上回っている。政府による外食キャンペーンなどにより、レストランなど小売り以外の事業も回復。個人消費の回復を示唆した内容ではあったものの、一時帰休制度の終了で失業率が上昇し、家計が圧迫されれば、個人消費は再び足踏み状態になる可能性があるとの見方も出ている。

GBP/USD 1.2936 GBP/JPY 135.18 EUR/GBP 0.9168

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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