アジア株 上海株は上昇、新規感染者が3カ月半ぶり高水準で医療品株に買いが集中
アジア株 上海株は上昇、新規感染者が3カ月半ぶり高水準で医療品株に買いが集中
東京時間14:03現在
香港ハンセン指数 24726.55(-46.21 -0.19%)
中国上海総合指数 3261.76(+33.80 +1.05%)
台湾加権指数 12607.43(+20.70 +0.16%)
韓国総合株価指数 2253.57(-3.42 -0.15%)
豪ASX200指数 6010.60(-9.95 -0.17%)
インドSENSEX30種 38357.64(-135.31 -0.35%)
アジア株はまちまち。
上海株は1.05%高。特に目立った新規材料は見当たらず、米中対立激化を懸念した売りが一巡しただけのもよう。きのう、格付け会社フィッチが中国の2020年度GDP成長率見通しを従来の1.2%から2.7%に引き上げたことが今日になって材料視されているとの見方もある。
28日、中国で新型コロナウイルス新規感染者101人が確認された。1日あたりの感染者が100人を超えたのは4月12日以来となる。感染者数が約3カ月半ぶりの高水準となったことを受け、医療品関連に買いが集中している。北京天壇生物製品は10%高、上海復星医薬は6.2%高、江蘇聯環薬業は5.9%高、西蔵諾迪康薬業は5.1%高、南京医薬は5.0%高。
香港や韓国など他のアジア株は揉み合い、きょう予定されている米FOMCを前に積極的な売買は手控えられている。
台湾TSMCは2.1%安、前日に急騰し上場来高値をつけたことから、利益確定の売りに押されている。同社株の時価総額は4100億ドルに到達、米VISAとJ&Jを抜き世界10位になった。
豪州市場では、探鉱会社のIGOが11%超の急落。2021年6月期のニッケル生産量・金生産量の見通しが市場予想を下回ったことが嫌気されているもよう。

執筆者 : MINKABU PRESS
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