リスク回避のドル買い 突如第2波への注目集まる ドル円は107円台回復=NY為替概況

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 きょうのNY為替市場はドル買いが強まった。きょうの市場は突如、感染第2波への懸念が強まり、米株式市場でダウ平均は一時800ドル超急落し、ナスダックも1万ポイントを割り込む中で、為替市場はリスク回避のドル買いが強まった。そのような中で106円台半ばまで下落していたドル円は買い戻しが優勢となり107円台を回復している。ただ、107円台での上値抵抗も強く、きょうのところは、駆け上がる動きまでは見られていない。

 ここに来て市場は感染第2波への警戒感を強めている。テキサス、フロリダ、アリゾナなどの一部の州で感染者数が急増しており、ドイツなど他国でもその傾向が見られている。それでも前日まで市場は経済再開への期待感を優先させていたが、きょうはその動きを反転させているようだ。

 国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長らの専門家がきのう、議会委員会に臨み、一部で「憂慮すべき急増」がみられると証言した。新たな流行を抑えるうえで、今後数日間が重要だと述べていたことも、リスク回避の雰囲気を助長していたようだ。

 ユーロドルも戻り売りが優勢となり、1.12ドル台半ばまで下落。本日1.1235ドル付近に来ている21日線が、目先の下値サポートとして意識される。ただ、一部からはユーロドルの上値期待も高まっている。FRBの大規模緩和でユーロ債との金利差が縮小し、これまでのユーロキャリー取引の魅力が大きく後退しており、ユーロドルをサポートすると指摘した。これまでユーロを調達通貨として、ドル建て金融商品への投資が活発に行われていたが、その動きが大きく後退するという。

 ポンドドルもNY時間に入って一気に戻り売りを加速させ、1.24ドル台前半に下落。きょうの下げで21日線で跳ね返された格好となっており、明日以降の動きが警戒される。

 きょうはバルニエEU首席交渉官の発言が伝わっていたが、貿易交渉の正念場は10月との見解を示していた。7月から毎週集中協議が行われ、最大3ヵ月間の交渉が期間が新たに設定されている。両方とも譲歩する気配はなく、交渉は難航が予想されている。ただ市場は、しばらく時間があることから、それに対する反応はさほど見せていない。専ら経済再開期待や感染第2波などからのドル相場の動きに歩調を合わせているようだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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