急反落、世界的な新型肺炎の流行拡大をあらためて危惧=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=36.34(-3.26 -8.23%)
ニューヨーク原油は急反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比3.26~3.21ドル安。その他の限月は3.16~1.77ドル安。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、新型コロナウイルスの流行を背景にかなり慎重な景気見通しが示されたほか、先月終盤から世界的に新規感染者数の伸びが加速しており、感染拡大が収まっていないことが石油の需要回復見通しを曇らせた。米国では新規感染者数は抑制されつつあるものの、カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州、ノースカロライナ州、アリゾナ州など一部で新規感染者が拡大していることも不透明要因。
時間外取引から7月限は軟調に推移し、通常取引開始後は下げが加速した。一時35.41ドルまで下落。ただ、安値からはやや切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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