ユーロドル 上昇のサインは糠喜びに終わっている模様=NY為替
ユーロドルはNY時間に入り戻り売りに押される展開が見られており、1.09ドル台に伸び悩んでいる。きょうは欧州委員会が7500億ユーロの財政出動策を提案すると、ブルームバーグが伝えたことをきかけに、ユーロドルは買い戻しが強まった。EUは過去最悪の景気後退に打ち勝つため、前例のない対応を取るとしている。全体のうち5000億ユーロが加盟国への助成金の形で配布され、2500億ユーロが融資で利用可能になるという。先週から伝わっていた5000億ユーロに2500億ユーロの融資が加わった格好。
事前に伝わっていたこともあり、驚きはないのかもしれないが、本日のロンドン時間は、リスク選好からドル売りの流れが形成されていた中で、敏感に反応したようだ。
ユーロドルは上値を抑えていた1.10ドル台を回復し、ストップを巻き込んで1.1030ドル付近まで上昇する場面が見られた。200日線を回復し、テクニカル的にも上昇のサインが出るかにも思われたが、どうも、糠喜びに終わっているようだ。
なお、欧州委員会の提案では、イタリアが818億ユーロ、スペインが773億ユーロ、ギリシャが225億ユーロ、フランスが390億ユーロの助成金を割り当てられるとも伝わっていた。フォンデアライエン欧州委員長は、提案はEU加盟27ヵ国全てが同意する必要があると述べている。
EUR/USD 1.0977 EUR/JPY 118.29 EUR/GBP 0.8971
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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