【これからの見通し】ドル円109円台後半で小動き、米株は週末調整をこなせるのか

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【これからの見通し】ドル円109円台後半で小動き、米株は週末調整をこなせるのか

 今週は中国の新型コロナウイルスの感染者数に関する数字に市場が神経質になっている。集計方法の変更を理由に、湖北省の感染者数が急増したことが、市場の楽観ムードに水を差した経緯がある。直近まで最高値を更新し続けてきた米株は上昇一服。米債利回りは低下し、ドル円は109円台半ばをうかがう動きをみせた。クロス円も豪ドル円やユーロ円などの売り圧力が観測された。

 ただ、きょうの米株先物は時間外取引で小反発しており、再び高値を目指す動きが始動するのかどうかが注目されそうだ。ドル円は109円台半ばが底堅く、現時点では109円台後半での取引からは離れていない。週末を控えて、米株にはある程度の利益確定売り圧力が働きそうだが、一連の米経済指標結果をにらみながら、押しが浅いようだと、リスクムードが緩和される可能性もある。

 この後発表される経済指標は、ドイツGDP・速報値(第4四半期)、ユーロ圏GDP・改定値(第4四半期)、ユーロ圏貿易収支(12月)、米小売売上高(1月)、米輸入物価指数(1月)、米鉱工業生産(1月)、米設備稼働率(1月)、米企業在庫(12月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(2月)など。

 まずは、ユーロ相場とドイツおよびユーロ圏GDPの結果内容が注目されそうだ。欧州は中国との経済関係が深まっており、特に輸出面での影響を受けやすくなっている。ドイツ、ユーロ圏ともに第4四半期GDPの前期比の伸びは0.1%と最小の数字にとどまる見込み。次期第1四半期が新型ウイルスの影響でマイナス成長となることが懸念されるなかで、その前の段階の数字が弱いようだと、欧州経済の停滞感が一段と強まることとなる。結果がプラス圏を確保できるのかどうかがカギとなりそうだ。ユーロドルは1.08台前半と2017年4月以来の安値水準で取引されており、上値の重い流れが続いている。

 続いて、一連の米経済指標が発表される。米GDPの要である個人消費動向を推し測るうえで、きょうの米小売売上高(1月)の結果が注目される。事前予想では前月比、コア前月比ともに+0.3%と予想されている。消費センチメントについては、米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(2月)が参考となる。予想は99.5と前回の99.8からやや低下する見込み。また、生産面の指標としては、米鉱工業生産(1月)と設備稼働率(1月)が発表される。いずれも弱めの予想となっており、米経済にとってはブレーキになりそうだ。

 金融当局者の講演・イベントでは、雨宮日銀副総裁とメスター・クリーブランド連銀総裁の講演が予定されている。指標や金融当局者の発言などをこなして、米株が再び上昇軌道を回復するのかどうかが注目ポイントに。

 ポンド相場は独自の動きを示している。昨日は英内閣改造で、ジャビット財務相が辞任することが発表された。後任には財務次官だったスナック氏が任命されている。市場はこの報道を好感しており、ポンドが大きく買われた経緯がある。ジョンソン英首相の下で、積極的な財政政策を発動することが期待されているようだ。この相場が続くのかどうかも見極めが必要となりそうだ。

MINKABU PRESS 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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