ドル円の神経質な上下動続く、米中通商協議を控えて=東京為替概況
9日の東京外国為替市場でドル円は107.21円付近まで強含んだものの、先週後半から目立った変動はなく、神経質な上下動が続いている。米中通商協議の開始を控えて、積極的な売買は見送られている。
行き詰まっている米中通商協議が今回の交渉をきっかけに最終合意へ前進するとは期待されていないほか、世界的な景気悪化見通しにも変化はなさそうだが、世界経済を最も圧迫している米中貿易戦争の行方について注目度は非常に高い。
ドル円に連動し、ユーロ円は117円半ば、ポンド円は130円後半、豪ドル円は72円前半まで強含み。ただ、欧州連合(EU)からの合意なき離脱が警戒されるなかでポンド安が続いており、ポンド円の戻りは鈍い。ジョンソン英政権の閣僚5人が辞任する可能性があるとの報道が出ている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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