ドル安の動き強まる、FOMC後の調整など主導=東京為替概況
ドル円はFOMC後の上昇分を解消し、さらに下をトライする流れとなった。FOMCでの参加メンバーによる年末時点での金利見通し(ドットプロット)において、今回引き下げた1.75%-2.00%の水準での維持見通しが中央値となったことなどを受けてドル高が進行、108円40銭台で迎えた東京市場。朝方はしっかりの展開となったが、その後ドル安円高の動きに。
当初はクロス円も含めた円高の動き。仲値がらみでの外貨売り円買いの動きが出たほか、ドル円の108円台半ばからの重さを嫌気した売りなども。その後はドル売りが主導。ダウ平均先物の時間外取引が軟調な動きとなったほか、いったん上昇を見せていた米債利回りの低下などがドル売りに。
その他目立ったのは人民元安。ドル人民元は12日朝以来の7.10台にしっかりと乗せる動きに。7.18台を付けた今月3日のドル高元安圏から16日の7.06台までのドル安円高が進行していたが、ここにきてドル高元安の動きが再び強まってきている。
日経平均はしっかりも、香港ハンセン指数が1%以上下げており、アジア株式市場の反応がまちまちでこちらは材料にならず。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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