ポンドドルは1.24ドル台後半まで戻す 目標下回る英CPI受け明日はMPC=NY為替
FOMCの結果発表を控えて様子見気分が強まる中、ポンドドルはNY時間に入って買い戻しが出ており、1.24ドル台後半まで戻している。きょうは英消費者物価指数(CPI)が予想を下回る内容だったことから、ポンドドルは1.2440ドル近辺まで値を落とす場面も見られていた。
その英CPIだが、前年比1.7%と英中銀のインフレ目標である2%を下回っていたほか、食品・エネルギーを除いたコア指数も前年比1.5%に低下していた。コンピューターゲームや衣料品がインフレを抑えた。
英中銀は2020年末までインフレ率が目標を下回って推移すると予測しており、その通りの結果が出始めている。明日は英中銀の金融政策委員会(MPC)が予定されているが、金利は据え置きが予想されている。英中銀はEU離脱が混乱なく通過すれば利上げの選択肢を残してはいるものの、今回のCPIを見た限りでは利上げ期待は後退させざるを得ない。
英消費者物価指数(8月)17:30
結果 0.4%
予想 0.5% 前回 0.0%(前月比)
結果 1.7%
予想 1.9% 前回 2.1%(前年比)
結果 1.5%
予想 1.8% 前回 1.9%(コア・前年比)
GBP/USD 1.2488 GBP/JPY 135.08 EUR/GBP 0.8862
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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