続落、米国は中国を為替操作国に認定=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=53.63(-1.06 -1.94%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.06~0.99ドル安。その他の限月は0.92~0.38ドル安。
先週、米国が対中関税の引き上げを発表したことに続き、中国を為替操作国に認定したことで米中貿易戦争が一段と悪化するとの懸念が強まった。世界的な景気減速とともに石油需要の下振れが警戒されている。中国人民銀行(PBOC)が人民元の中心レートを通じて節目の7元付近で元安・ドル高を抑制するような態度を見せたこともあって、米中貿易戦争の悪化が中国側の譲歩によって抑止されるとの期待感が一時的に台頭したものの、上値は重かった。
時間外取引で9月限は53.72ドルまで下落した後、55.42ドルまで上げに転じる場面があった。ただ、通常取引開始にかけて水準を切り下げると売りが再び優勢となり、53.43ドルまで安値を更新した。
minkabu PRESS編集部
執筆者 : MINKABU PRESS
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