EUが米国産牛肉の輸入増で合意へ ユーロの反応は限定的=NY為替
NY時間の終盤に入ってユーロドルの上げは一服しているものの、戻り売りが強まる気配まではなく、1.11ドル台での推移が続いている。
ECBの追加緩和期待が高まる中で、ユーロの上値はなお重く自律反発の域を出ないが、トランプ大統領の対中関税の追加措置発表で、市場はリスク回避の雰囲気を強める中、為替市場はドル売りの反応を示しており、ユーロドルの買い戻しを誘っているようだ。きょうは一部報道で、「ECBは中銀預金金利の階層的な利下げは準備しているものの、量的緩和(QE)に関してはまだない」と伝わったこともユーロドルの買戻しをフォローしている模様。
先ほどトランプ大統領の発言が伝わり、EUが米国産牛肉の輸入増で合意したと述べた。合意は米国とEUの貿易障壁を低くするだろうとも語った。ただ、事前に伝わっていたこともあり、特にユーロの反応は限定的。
EUR/USD 1.1110 EUR/JPY 118.39 EUR/GBP 0.9133
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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