ドル/円、動意薄=外為どっとコム総研 神田卓也
ドル/円、動意薄
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅な上昇。一時的に108円台を回復する場面もあったが伸び悩んだ。米欧中銀の金融政策会合待ちで、為替市場は全体的に動意が薄かった。なお、昨日は欧米株式市場も小動きで、明日以降に発表される米IT企業の決算を見極めたいとのムードが濃厚だった。こうした中、ドル/円は本日も動意を欠く展開となりそうだ。ただ、欧米との対立が深まっているイラン情勢には念のため注意が必要だろう。
執筆者 : 神田卓也|株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 証券株式会社を経て、1991年㈱メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年同社入社。