【本日の見通し】ドル円しっかり
ドル円は昨日の米CPIの好結果を受けてしっかりの展開に。
CPIは総合前年比こそ予想通り前回から鈍化したものの、コア前年比が予想を上回って上昇。
前月比の数字も強めとなった。
全体の数字に関しては5月から全米全種平均でかなりの低下が見られたガソリンなど
エネルギー関連の影響が大きいとみられるため、
米物価に関しては比較的しっかりという印象が広がった。
この結果を受けて日替わりのように米利下げ期待が後退。
もともと7月0.25%の利下げは確実視されているが
雇用統計後に後退した0.50%の一気の利下げ期待が
10日の議会証言で復活してきた後、昨日のCPIで再び後退という流れ
とはいえ108円台を中心にした売り買いの材料となっているだけで
基調は変わらずか。
週末と会って、基本的にはレンジ取引も
目先の流れは上方向。
議会証言後の売りをいったんは調整の流れに。
最も中期的には売り意欲が強い。109円に近いところからは売りが出そう。
minkabuPRESS編集部山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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