東京株式(前引け)=反落、米株安に追随も下値では押し目買い観測
24日前引けの日経平均株価は前営業日比193円36銭安の4万5300円30銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億5901万株、売買代金概算は2兆9382億円。値上がり銘柄数は649、対して値下がり銘柄数は893、変わらずは75銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は利益確定の売りに押される地合いとなった。日経平均はここ急ピッチの上昇を続けてきたが、前日の米国株市場でNYダウが5日ぶりに反落、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も4日ぶり反落と上昇一服場面となったことで、これに連動するような形で買いが手控えられた。もっとも、下値では押し目買い意欲が活発で下げ幅も限定的なものにとどまっている。半導体セクターは高安まちまちながら、売買代金上位の主力銘柄は総じて強さを維持している。また、防衛関連の一角が買われ全体相場を支えている。
個別では売買代金トップのレーザーテック<6920>が堅調、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>なども買いが優勢。IHI<7013>、三菱重工業<7011>などが上昇、日立製作所<6501>も頑強な値動き。イー・ギャランティ<8771>、キャリアリンク<6070>、メック<4971>などが値を飛ばした。半面、アドバンテスト<6857>が利食われたほか、ソニーグループ<6758>も軟調、ファーストリテイリング<9983>の下げも目立つ。MARUWA<5344>、月島ホールディングス<6332>が急落、ネクソン<3659>、アズビル<6845>も大きく水準を切り下げた。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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