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円買いの動き一服、欧州株が堅調に推移=ロンドン為替概況

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円買いの動き一服、欧州株が堅調に推移=ロンドン為替概況

 3日のロンドン市場は、円買いの動きが一服している。欧州株が堅調に推移しており、米株先物も時間外取引で上昇に転じている。英欧中銀の緩和姿勢への期待が広がっているもよう。昨日のEU首脳会議ではようやく次期ECB総裁としてラガルドIMF専務理事が指名された。金融当局者としての経験値はまだ未知だが、市場ではドラギ路線の継続が期待されているもよう。また、前日NY時間にはカーニー英中銀総裁が必要であれば緩和策を講じるとの発言があった。ロンドン序盤にはユーロドルやポンドドルが売り先行となったが、クロス円の下げ渋りとともに反発している。ただ、ポンドは反発力が弱め。リスク選好的な動きを受けて豪ドルが堅調に推移している。ドル円は107円台後半での揉み合い。各中銀の緩和姿勢の背景には、世界経済の鈍化への警戒感があり、リスク選好の動きにも不透明感が付きまとっているようだ。

 ドル円は107円台後半での取引。東京市場では107.53レベルまで下押しされたが、その後はじり高の動き。ロンドン序盤に107.77近辺まで買い戻されている。ただ、欧州株高の動きにもドル円の上値は重く、東京朝方の下げを消すには至っていない。米10年債利回りは引き続き2%割れ水準で推移している。

 ユーロドルは1.13近辺での取引。ロンドン序盤には1.1269レベルまで下押しされたが、欧州株の上昇とともに切り返す動き。反発は1.1300レベルまで。ユーロ円は序盤に121.32レベルまで安値を広げたが、その後は買戻しが優勢となり121.60台で取引されている。ただ、東京序盤の下げを消すほどの動きではない。対ポンドではユーロ買いが優勢。この日発表されたドイツやユーロ圏の6月非製造業PMI確報値はいずれもやや上方改定されていた。総合PMIも上方改定されており、製造業の低迷を非製造業が相殺している。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、ラガルド氏のECB総裁指名に歓迎の意を示した。

 ポンドドルは1.25台後半での取引。ユーロと比較すると上値が重い値動きだった。ポンドドルは1.2557レベルに安値を広げた後の戻りは1.2580近辺までと限定的。ポンド円は135.18レベルまで下押しされたあとは135.50近辺までの反発にとどまっている。ユーロポンドは0.8960台から0.8990近辺へと上昇。この日発表された6月英非製造業PMIは50.2と前回の51.0から低下した。ユーロ圏などとは対照的に弱い結果となっていた。前日のカーニー英中銀総裁のハト派発言とともにポンド売り圧力となっている。  

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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