【海外市場の注目ポイント】米中貿易問題など
一部香港紙がこの日、関係者の話として、米中両政府が貿易戦争の一時休戦で暫定合意したと報じた。明日から2日間にわたって20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)が行われ、それに合わせて米中首脳会談が予定されている。トランプ米大統領は前日にこの会談で米中通商問題をめぐり合意できなければ、中国に追加関税を課す方針を示していた。しかし、米国サイドから追加関税の発動を当面見送ることが正式に発表されれば、米中貿易問題への警戒感が後退し、リスク選好の動きで円が売られる可能性がある。
経済指標としては、日本時間午後9時に6月の独消費者物価指数速報値、同午後9時半に1-3月期の米国内総生産(GDP)確報値が発表されることになっている。6月の独消費者物価指数速報値は、大方の予想が前年比1.4%上昇となっており、前年比の伸びは前月の1.4%上昇から変わらないと見込まれ、1-3月期の米GDP確報値は、大方の予想が前期比年率換算3.2%増となっており、改定値の同3.1%増から上方修正されるとみられている。
minkabu PRESS編集部

執筆者 : MINKABU PRESS
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