ドル安円高進行=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、ドル円は107.12円付近まで円高・ドル安推移。1月以来の安値を塗り替えた。
来月以降の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが意識されているほか、米国とイランの対立が激化していることがリスク回避の円買いを誘っている。イランの核施設付近で爆発音が聞かれたとの噂もあるが、真偽は不明。
来週にはイラン国内の低濃縮ウランの貯蔵量が核合意で定められた水準を上回る。来月初めには、イランはウラン濃縮の濃度制限を撤廃する。それぞれ合意違反であるほか、濃縮ウランは核兵器の原料となる。
ユーロ円は121円前半、ポンド円は136円前半、豪ドル円は74円前半で推移。
欧州通貨や資源国通貨が対ドルで上昇していることは支援要因だが、最近数ヶ月間のクロス円の下落トレンドに変化はない。
日経平均は小反落。前引けでは前営業日比42.28円安の2万1420.58円となった。

執筆者 : MINKABU PRESS
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