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【中銀チェック】利下げは織り込み済み、今後の利下げ継続へ向けた声明の動向は~豪中銀金融政策理事会

経済指標 

 4日火曜日13時に豪中銀金融政策理事会の結果が発表されます。前回5月7日の理事会では事前見通しが利下げと据え置きで二分される中、結局据え置きを選択。もっとも労働市場に関税が見られなければ将来的に利下げが必要と、今後の利下げを示唆。ロウ中銀総裁は20日に行われた講演の中で次回の理事会でメンバーは利下げを議論すると発言しており、今回2016年8月以来となる利下げに踏み切ることがほぼ確実視されています。

 豪州の雇用は2月分の失業率が2011年6月以来の低水準となる4.9%まで低下したものの、その後にカ月連続で悪化し、直近4月分は5.2%に。
就業者数自体の伸びも堅調で、平均して人口増加率を上回る水準で増加していますが、豪中銀としては不十分とみている様子です。

 その背景にあるのが豪州の低インフレ。豪中銀のインフレターゲットの中央値は前年比+2.5%(2.0%-3.0%のレンジ)と、米国、欧州、日本などほとんどの先進国の+2.0%前後よりも高めに設定されていますが、現状は直近の第1四半期消費者物価指数が前年比+1.3%、中銀が注目する基調インフレ(加重平均とトリム平均の中央値)でも+1.4%とかなり低い水準となっています。

 一方で、一昨年頃まで利下げの大きなハードルとなっていた都市部の住宅投資の過熱については、完全に鎮静化。昨年第4四半期住宅価格指数は前年比で-5.1%。ちなみに3期連続でのマイナスです。毎月発表の統計として住宅建設許可をみると、10カ月連続でのマイナスで直近4月分は前年比-24.2%と、二カ月続けて20%を超える減少を記録と、バブルははじけましたといいたくなるような数字になっています。

 こうした状況を受けて今回の利下げはほぼ確定的に。金利市場での織り込みは95%を超えてきました。

 注目はその後も利下げ傾向が続くのかどうか。豪大手銀行ウェストパックのチーフエコノミストは、今年11月までに政策金利は0.75%(計3回の利下げ)になるとの見通しを示しています。

 金利市場での織り込みをみても、6月に続いて9月にも利下げするとの見通しが60%超え、年内3回の利下げを見込む動きも3割を超えてきています。

 こうした状況を受けて、今後の利下げ継続姿勢を声明などで示すかどうかが注目材料となっています。今後の積極的な利下げ姿勢が示されれば豪ドル売り、今後の指標動向次第との姿勢を維持すると豪ドル買いの反応が見込まれます。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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