ドル円、自律反発の気配も=NY為替
ドル円はNY時間に入って買い戻しが膨らみ、一時144.40円付近と本日の高値圏まで買い戻されていた。しかし、そこからの上値にはなお慎重で145円台を試す動きはいまのところ見られてはいない。ただ、先週初めに見られていたような140円割れを試す動きも見られておらず、自律反発の気配も出てきている。7月の中旬以降、ドル円はほぼ一本調子の下げを見せて来たが、140円を一旦割り込んだことでショートカバーが入っている可能性もありそうだ。
先週の日銀の植田総裁の会見は予想よりはハト派的と受け止められたようだが、それ以降ファンド勢がショートポジションを軽くしている気配や、オプション市場では下値を警戒したポジションを解消する動きが見られている。
ここに来て一旦買い戻しが出そうな雰囲気も出ているが、出たとしてもあくまで自律反発の域との声も多そうだ。
USD/JPY 143.64 EUR/JPY 159.96
GBP/JPY 191.88 AUD/JPY 98.42
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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