ユーロは上値重い 仏格付けの据え置き発表も支援は一時的 関心はECB理事会へ=NY為替
NY時間に入ってややドル高が優勢となる中、ユーロドルは1.11ドル台に下落。本日1.1230ドル付近に来ている21日線の下での推移が続いており、上値の重い展開が続いている。一方、ユーロ円は176円付近での推移。ここに来てリスク回避の円高が意識され始めており、対ユーロでの円高を推奨する声もあるようだ。
先週末にムーディーズによるフランス格付けの据え置きが発表された。それでも一時的な支援材料に留まっている。仏独の10年債利回り格差は足元で縮小しているものの依然として高水準であり、フランス国債下落の歯止めに対する市場の疑念は根強い。
こうした中、関心は今週のECB理事会へ移る。フランス債を買い支える伝達保護措置(TPI)発動の可能性が低い現状において、ECBがハト派姿勢を示せば仏国債の利回り上昇圧力は和らぐ一方、金利差拡大がユーロの重しとなるとの指摘も出ている。逆に利上げに前向きな姿勢を維持すれば仏国債への圧力が続き、市場の失望を誘う。
EUR/USD 1.1179 EUR/JPY 176.15 EUR/GBP 0.8377
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。