【本日の見通し】日米欧金融政策会合を前に、いったん様子見か
【本日の見通し】日米欧金融政策会合を前に、いったん様子見か
今週は水曜日に米FOMC、木曜日にECB理事会、金曜日に日銀金融政策決定会合の結果が発表されるほか、NZやカナダの政策金利発表も予定されている。米指標では第3四半期GDP速報値や、FRBがインフレ指標として重視するPCE価格指数などの発表を控える。さらに、注目を集める英予算案の発表もあり、重要イベントが目白押しの1週間となっている。
こうしたイベントが週半ばから後半に集中する中で、週明けはいったん様子見ムードが広がる可能性が高い。中東情勢への警戒感が続く中、原油高に伴うドル高がドル円の支えとなる一方、世界的な株安を受けたリスク回避の円買い圧力も根強く、ドル円は上下ともに動きにくい展開となりそうだ。今週は水曜日にアルファベットやマイクロソフト、木曜日にアマゾンなどマグニフィセント・セブンの決算発表も控えており、ハイテク株の動向が不安定さを増す懸念があることも、週序盤の手控え要因となりやすい。
ドル円は156円台半ばから157円台半ばのレンジ取引が中心となりそうだ。156円の節目を割り込むと下方向への動きが一気に加速するリスクがあり警戒されるものの、157円台での買い上がりにも慎重な姿勢が優勢とみられる。
ユーロは、先週末のNY市場午後に注目されていた格付け大手ムーディーズによるフランスの格付け見直しが「据え置き」となったことで、市場に一定の安心感が広がっている。先月フィッチなどがフランスの格下げを実施しており、ムーディーズも追随して引き下げに踏み切るようであればユーロ売りが加速するとの警戒感が強まっていた。
ユーロドルは先週末の1.1190ドル台から朝方に1.1220ドル台まで上昇する場面が見られた。1.1250ドル超えの水準での買いには慎重で、戻り売りが出やすい展開が予想されるものの、本日に関しては下値の堅い推移となりそうだ。
ユーロ円も先週末終値の175.70円台から176.20円台まで上昇している。ドル円の上値の重さから一段の買い進みには慎重さが求められるものの、176円台後半までの上値余地は十分にありそうだ。
ポンドドルは1.33ドル台後半を中心とした推移を見込む。上値の重さが意識されており、1.3350ドルを割り込むと売りが一段と強まるリスクを内包している。もっとも、英政府の予算案発表を控えて一方的な値動きへの警戒感も根強く、レンジ内での推移にとどまる可能性が高い。
ポンド円は210.00円を挟んでの推移となりそうだ。対ドルでのポンド売りが強まる局面では、先週金曜日の安値である209.12円を試す展開も視野に入れておきたい。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。