リスク回避の円買い一気に進む=ロンドン為替概況
リスク回避の円買い一気に進む=ロンドン為替概況
ドル円は東京午前の158.25円から156.69円までドル安・円高が進んだ。前日NY引け後のラムリサーチの決算は業績が過去最高を記録するなど好結果となったが、市場は大幅安で反応。テスラが年間の設備投資計画を2割程度引き下げたことも重石となり、半導体・ハイテク中心に株安の動きが広がった。ドル円は東京午前の高値を付けた後の下げがロンドン市場に入っても継続。香港ハンセン指数が大幅続落し、欧州株も売りが目立つ中でリスク回避の円買いにつながった。
ドル円は10月2日に付けたそれまでの10月安値156.95円を割り込んで156.80円台を付けた後、いったん157.30円台まで反発したものの、欧州株安の継続などを背景に再び円買いが強まり、156.69円を付けている。その後、NY勢の本格参加を前に調整の動きが入り、157円台を回復した。
クロス円でも軒並み円高となった。ユーロ円は東京午前の177.76円からの下げが続いた。176.30円台を付けた後、ドル円がいったん反発した局面で176.80円前後までユーロ円も戻したが、その後再び円買いが強まり、昨年11月以来の175円台を付けると、ストップロス注文を巻き込んで175.55円まで下げが加速。東京午前から2円以上の下げとなっている。
ポンド円は昨日の英物価統計の強さもあり、東京午前に211.99円と節目の212.00円に迫る動きを見せたが、その後は円買いに押される展開。ロンドン市場に入って210.20円台まで下げた後、いったん210.90円台まで反発したものの、211円台を回復しきれず、再びポンド売り・円買いが優勢となり、209.48円と東京午前の高値から2円50銭超の下げとなっている。
ユーロドルは東京市場でドル安の流れもあってしっかりした動きを見せていたが、ロンドン市場では対円でのユーロ売りに押される形で売りが強まった。1.1250ドル前後から1.1190ドル台まで下落している。フランスの情勢を受けたフランス国債とドイツ国債の利回り格差拡大の動きや、欧州株の軟調地合いなどもユーロ売りを誘った。
ポンドドルは前日の英物価統計の強さもあって、ロンドン朝方は比較的底堅く推移し1.3419ドルを付けた。その後はユーロドル同様に対円でのポンド売りが波及し、対ドルでも1.3361ドルまで下落している。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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