【これからの見通し】リスク警戒の動きに注意
【これからの見通し】リスク警戒の動きに注意
ドル円は東京午前に156.08円まで下落したが、その後は反発に転じた。前日の米株式市場でのAI関連株の下落を受けてリスク回避の動きが継続し、日経平均が一時前日比1400円超安となったことなどが急速な円高を誘った。ただ、その後は短期的な売られすぎ感も意識され、157.10円台まで買い戻された。日経平均が後場に急速に買い戻され、安値から1200円以上戻して引けたことも円買い一服につながっている。
もっとも、AI関連投資の過熱感や信用リスクへの懸念は根強くくすぶっている。欧米市場で再び株安が広がれば、円買い圧力が強まる可能性がある。一方で、来週に日銀金融政策決定会合や米FOMCなど重要イベントを控えていることもあり、一方的な値動きに対する警戒感から神経質な値動きが続きそうだ。
ドル円は足元で値動きが落ち着いており、目先は156.50~157.50円前後での推移を見込む。ただし、海外時間で株安が再燃した場合は、再び156.00円の節目を試す展開も視野に入る。
ユーロドルは来週のECB理事会などを睨み、1.12ドル台前半でのもみ合いが続くとみている。ポンドドルはやや上値が重い展開。今週発表の英物価統計の上振れを受けて買いが先行していたものの、本日は持ち高調整の売りが優勢となっており、1.34ドル台の重さが意識されそうだ。
クロス円もドル円同様に神経質な値動きとなりそうだ。ユーロ円は176.00円を挟んで方向感を見極める時間帯が続きそうだが、ポンド円は210円台を回復したとはいえ、リスクオフの円買い再燃には注意を払いたい。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。