ポンド、上昇に持続力 英国のリスク懸念が後退=NY為替
きょうもポンドドルは、リバウンド相場が続いており、1.34ドル台回復を試す展開が続いている。100日線が1.3390ドル付近に来ており、上回る動きを見せている。その上には200日線が1.3435ドル付近来ており、試しに行くか注目される展開。一方、ポンド円も買い戻しが続き、212円をうかがう動きも見せていた。
英労働市場の改善兆候と来週の秋季予算案発表前にした財政懸念の和らぎで、ポンド高の基調が強まっているとの指摘が出ている。前日は英雇用統計が公表されていたが、失業率が低下していた。雇用統計はアンケート調査だが、依然として回答率が低く、慎重な見方は必要なものの、税務データでも雇用者数が2025年8月以来の大幅増加を記録。人材紹介会社の調査でも企業が2年超ぶりに採用拡大の意向を示すなど、好転の兆しが広がているという。
その上で、市場の底堅さが続けば、英中銀の利上げ慎重論は後退する可能性があると述べている。これまで英中銀は労働市場の軟化がインフレ抑制に寄与すると見てきたが、抑制要因が薄れれば市場が織り込む複数回利上げが現実味を増し、金利差面からポンドの更なる追い風になるという。一方、英国債の売り圧力を招いてきた財政懸念も落ち着きを見せている。仏独の長期金利差は拡大の一方、英独の差は安定して推移。来週の秋季予算案で信認が維持されれば、ポンド上昇の阻害要因は一段と解消されそうだという。
GBP/USD 1.3389 GBP/JPY 211.71 EUR/GBP 0.8381
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。