欧州債を避難先として捉える動き=NY為替
ユーロドルは1.15ドル台半ばでの狭い範囲での振幅が続いている。7月以降のリバウンド相場を維持しており、目先は1.1570ドル付近に来ている100日線が上値メドとして意識される。一方、ユーロ円は182円台まで買い戻される展開。
地政学リスクやエネルギー危機で金融市場が緊迫する中、ファンド勢の間で欧州債を避難先として捉える動きが強まっているとの指摘が出ている。米国債はFRBのインフレ抑制に対する信認の揺らぎや長期ゾーンの下げ(利回り上昇)から投資家の支持を失いつつあり、英国債も新政権の予算案を巡る財政不透明感と高利回りが重荷となっている。日本国債も利回り上昇とボラティリティー拡大で需要が減退。
これに対し、ユーロ圏は安定した制度・政治環境に加え、相対的な低成長・低インフレ構造を背景に政策見通しの予測可能性が高いと評されているという。もっとも、欧州域内でも国ごとの政治リスクや財政状況には格差が存在。イタリアなどで政治不透明感から投資を減らす動きもあり、投資家は欧州内での厳格な銘柄選別を迫られているとも述べている。
EUR/USD 1.1545 EUR/JPY 182.06 EUR/GBP 0.8576
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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