【本日の見通し】ドル円は堅調地合い維持か、ユーロはECB理事会待ち
【本日の見通し】ドル円は堅調地合い維持か、ユーロはECB理事会待ち
昨日の海外市場でドル円は、日銀関係者筋の情報として「日銀は利上げペース加速に柔軟姿勢、円安も物価上振れリスク増」と報じられたことを受けて、163円台から162.69円まで下げる場面が見られた。しかし、すぐに163円台を回復するなど、地合いは堅調である。中東情勢への警戒からドル高が優勢となっており、フーシ派の紅海上でのサウジアラビアへの海上封鎖発表などを受けて原油高が強まった。一時88ドル台後半まで上昇したことを受けて、米国の物価高への警戒感や高金利の長期化懸念が強まったことが、ドル高につながっている。
ドルの地合いの強さもあり、ドル円はこの後も堅調な動きが見込まれる。ユーロドルなどが下げ渋りを見せる中でドル円の堅調さが目立っているため、介入警戒感がやや高まっているが、当局からのけん制姿勢にはこれまでと大きな変化が見られず、市場の警戒感は一定程度にとどまっている。
ドル円は162円台後半から163円台での推移が見込まれる。前日の高値を超えての上昇となる可能性もそれなりにあるとみている。
ユーロドルはドル高を受けて上値が重いものの、下値を売り進める動きにも慎重で、動きがやや膠着気味となっている。本日のECB理事会待ちとなりそうだ。ECB理事会では政策金利の据え置きがほぼ確定的となっている。注目はラガルドECB総裁などの今後の姿勢だ。物価高への警戒感と景気の鈍化懸念がある中で、追加の金融引き締めへの姿勢をどこまで示せるかが焦点となる。
ユーロ円は対ドルでユーロが下げ渋っている分、ドル円の堅調さに支えられてしっかりとした推移となっている。ドル円が163円台で値固めをするようだと、ユーロ円も堅調地合いを維持する展開となる。ただ、ECB理事会次第の面があるのはユーロドルと変わらない。
ポンドドルは1.3400ドル前後がやや重くなってきた印象。ドル高を受けて1.33ドル台前半を試す展開もありそうだ。
ポンド円は218.00円を中心とした推移となっている。ドル円の堅調さが支えとなるものの、218円台後半がやや重くなってきている。次の方向性をしっかり見極めたい展開。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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