【本日の見通し】金曜日の米雇用統計にらむ展開に
【本日の見通し】金曜日の米雇用統計にらむ展開に
昨日発表の12月米ISM製造業景気指数は47.9と11月の48.2を下回った。予想は48.3と小幅改善となっていた。好悪判断の境となる50を下回るのは10カ月連続。内訳の中で、前回厳しい数字となった新規受注と雇用はともに小幅改善も、生産や在庫が悪化した。ドル円はややドル安が優勢となった。月曜日東京市場などでドル高が進み、一時157円30銭台を付けたが、東京午後からロンドンにかけて、その分の反動が出ると、NY市場で上記ISMの弱さなどもあってドル安が優勢となった。ベネズエラ問題の市場への影響が限定的で、リスク回避のドル買いが後退したことなどもドル売りを誘ったと見られた。
この後、ドル円は156円台を中心に方向性を探る展開。今週金曜日の米雇用統計がかなり注目されており、それまでは行き過ぎた動きには警戒感が見られそうだ。雇用統計は比較的しっかりした数字が見込まれているが、10月1日から43日間続いた連邦政府機関閉鎖の影響などもあって不安定になっており、予想を下回る可能性が十分にある。弱い数字が出て、FRBによる早期利下げの期待が広がるとドル売り、予想通りもしくはそれよりも強めの数字が出てくるとドル買いが見込まれる。
米雇用統計に向けて、明日の米ADP雇用者数、米雇用動態調査(JOLTS)、米ISM非製造業景気指数などの関連指標の動向も注目されている。今日に関しては目立った指標発表予定がなく、米FRB関係者の発言予定も、今年FOMCでの投票権を持たないバーキン・リッチモンド連銀総裁の講演予定程度となっており、やや材料不足。明日以降をにらんで慎重な動きになる可能性が高そう。
昨日のドル全面高の中で一時1.1659ドルを付けたユーロドルは1.1720ドル台まで回復してきた。この後は1.17台前半を中心とした推移となりそう。
ポンドもドル高局面で1.3410ドル台まで売りが出ていたが、そこから1.3540ドル台まで大きく反発。対ユーロなどでもポンド買いが出ていた。昨日は英信用残高やM4などの発表があり、11月の銀行個人向け融資や住宅ローン融資の堅調さが示されたことで、英景気への警戒感がやや後退。ポンド買いにつながった。
ユーロ円はドル円の下げもあって一時182円80銭台を付けたが、対ドルでのユーロ買いもあって、ドル円に比べると下げ幅が抑えられている。この後は183円00銭を中心とした推移が見込まれる。
ポンド円は対ドルやユーロでのポンド買いもあって上昇。ドル円などでの円買いを受けた210円50銭台から211円80銭台まで大きく買われている。
MINKABU PRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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