昨日の英予算案でインフレ抑制の見通し、ポンドは反落=ロンドン為替
昨日の英予算案でインフレ抑制の見通し、ポンドは反落=ロンドン為替
ロンドン序盤は、ポンドが軟調に推移している。昨日の英予算案に際して英予算責任局は財政計画によってインフレが緩和される方針であるとした。鉄道運賃の凍結、自動車の燃料税の1年間減免、家庭の光熱費削減策などの影響で、2026年4-6月期のインフレ率が0.5%ポイント押し下げられる見通しだという。
市場では懐疑的な面はあるものの、英中銀の利下げに道を開くものとの見方がでているもよう。また、本日は米市場が感謝祭のため休場となる。明日のブラックフライデーも市場参加者が減少することが見込まれている。ポンド売りには連休前のポジション調整の面もあるようだ。
ポンドドルは1.3269レベルまで買われたあと、ロンドン序盤には1.3210レベルまで反落。ポンド円は一時206.50付近と、東京午前の円買い局面につけた安値206.44レベルに迫った。ユーロポンドは一時0.8770付近まで買われる場面があった。
GBP/USD 1.3221 GBP/JPY 206.61 EUR/GBP 0.8759
執筆者 : MINKABU PRESS
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