ポンド、英雇用統計の下げ戻す ただ英利下げを十分正当化 確率は85%=NY為替
きょうのポンドドルはロンドン時間の朝方に1.31ドル台前半まで下落していたものの、NY時間に入ってドル安が優勢となる中、ロンドン時間の下げを完全に取り戻している。一方、ポンド円も202.35円付近まで下落していたが、その下げを取り戻す展開。
ロンドン時間の下げはこの日の英雇用統計が予想以上に弱い内容で、7-9月のILO失業率が5.0%に上昇したほか、週平均賃金も予想ほどの伸びを示さなかったことで、市場は英中銀の12月利下げ期待をさらに高めている。先週の金融政策委員会(MPC)は据え置きとなったが、5対4の僅差での決定だったこともあり、本日の英雇用統計は利下げ期待を正当化するのには十分だったようだ。
短期金融市場では12月の利下げ期待を85%程度の確率まで高めている。
GBP/USD 1.3171 GBP/JPY 202.81 EUR/GBP 0.8803
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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