仏PMIは弱含み、政治・経済情勢の緊張が消費と投資に重石
仏PMIは弱含み、政治・経済情勢の緊張が消費と投資に重石
フランス製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(10月)16:15
結果 48.3
予想 48.1 前回 48.2 (製造業PMI(購買担当者指数))
フランス非製造業PMI(速報・購買担当者景気指数)(10月)16:15
結果 47.1
予想 48.6 前回 48.5 (非製造業PMI(購買担当者指数))
発表元のHCOBは以下のように分析している。
フランスの民間部門の低迷は加速しており、10月の総合PMIは46.8に低下した。製造業・サービス業の双方で生産が減少し、景気縮小が広範に進行している。この傾向から、第3四半期の成長率はゼロと予測されている。
企業は将来的な見通しは維持するものの、世界経済の弱さと国内政治の不確実性により景況感は悪化。先行指標である事業見通し指数も悪化し、受注の低迷が続いている。製造業では売上拡大のため価格下方調整(生産者物価の下落)が見られる。
一方で、雇用に関するサブ指数は成長閾値を上回っており、労働市場には底堅さが残っている。全体としては、政治・経済情勢の緊張が消費と投資に重くのしかかっている状況である。
執筆者 : MINKABU PRESS
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