ドル円、151.75円付近と本日安値圏での推移=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は151.75円付近と本日安値圏での推移となっている。NY時間にかけて152円台に戻していたものの、上値を抑えられている格好でドル円は調整の動きが続いている。高市氏の自民総裁選勝利をきっかけとした急上昇も一服して来ているようだ。
本日はパウエルFRB議長の全米企業エコノミスト協会(NABE)での講演が伝わり、FRBが数カ月以内にバランスシート縮小を停止する可能性があることを示唆した。労働市場の見通しは引き続き悪化しているとの認識も示し、想定よりもハト派な印象もあり、為替市場は緩やかなドル安の反応が見られている。
前日はトランプ大統領が対中強硬姿勢を軟化させたこともあり、金曜日の混乱は落ち着いている。トランプ大統領が対中強硬姿勢を軟化させたことで、ひとまず安心感が広がっているが、米中の貿易戦争は依然として燻っている状況。中国が韓国の造船大手ハンファオーシャンの米関連企業5社に対し制裁を科すと発表。米国による通商法301条に基づく中国海事・物流・造船業界に対する調査への対抗措置だとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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