ユーロ圏失業率、じわり上昇継続の可能性=NY為替
きょうの為替市場はNY時間に入ってドルが買い戻される中、ユーロドルは戻り売りが優勢となっており、一時1.16ドル台に下落する場面も見られた。
21日線を再び下回っており、9月の年初来高値以降、上値の重い展開が続いている。しかし、ECBは利下げサイクル終了の一方、FRBは今後、追加利下げが活発化することが予想される中、ユーロドルへの強気な見方も根強い。
本日は8月のユーロ圏失業率が公表されていたが、6.3%と前回よりも上昇していた。エコノミストは、勢いを得るのに苦戦しているユーロ圏では失業率が上昇を継続する可能性を指摘している。失業率は8月に上昇したが、過去最低水準に留まっている。しかし、今後は成長鈍化で失業率は上昇する可能性があるという。しかし、基本的な傾向は安定だとも述べている。
EUR/USD 1.1710 EUR/JPY 172.43 EUR/GBP 0.8717
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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