FOMCも明日の英中銀もポンドへの影響は限定的=NY為替
きょうのポンドドルは3日続伸しており、一時1.3670ドル近辺まで上昇。一方、ポンド円は下に往って来いの展開を見せており、NY時間の朝方に一時199円台半ばまで値を落としたものの、200円手前まで戻している。200円台の上値抵抗はあるものの、しっかりと上向きの流れは維持されており、このあとのFOMCを受けて200円台を固める展開になるか注目される。
このあとのFOMCのほかに、明日は英中銀も金融政策委員会(MPC)の結果を発表する。英中銀は利下げに慎重になっており、今回は据え置きが濃厚。ポンドの投資家にとっては一時的な注目材料に留まるとの見方も出ている。
ただアナリストは、英中銀の据え置きは英ファンダメンタルズの現状を考慮すると、ポンドにとってそれほどポジティブではないと指摘。英経済の弱さと財政リスクが中期的にポンドを圧迫する可能性があるとも付け加えた。
GBP/USD 1.3662 GBP/JPY 199.94 EUR/GBP 0.8674
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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