【本日の見通し】ドル円は底堅いものの、パウエル講演待ちで様子見ムードか
【本日の見通し】ドル円は底堅いものの、パウエル講演待ちで様子見ムードか
前日のNY市場では8月の米製造業PMI速報値、米サービス業PMI速報値が市場予想を上回る強さを見せたことで、米長期金利が上昇するとともにドル買いが強まった。ドル円は148円40銭台まで上値を伸ばした。
堅調な米経済指標を受けて、CME Fedウォッチでは、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ確率は前日の79%前後から75%前後に低下している。
今日のドル円は前日のNY市場の流れを受けて、底堅い推移が見込まれる。148円台を中心とする動きとなりそうだ。ジャクソンホール会議での米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を控えて値動きは限定的になるとみられる。パウエル議長が今後の利下げに関して、どのような見解を示すのかが注目される。
ユーロドルは強い米経済指標を受けたドル買いで、1.16ドル付近まで下落した。その後は1.16台前半で振幅している。今日は1.16ドルを挟んでの推移が見込まれる。
ユーロ円は欧州時間に172円30銭台まで上昇、その後のNY市場でユーロドルの下げを受けて171円70銭台まで下落したものの、ドル円の上昇に追随して172円20銭台まで戻している。今日はドル円の動向を眺めながら172円台前半を中心とする推移となりそうだ。
ポンドドルは欧州時間に1.3480台まで上昇したものの、NY時間のドル買いに1.3406付近まで下落した。その後は1.34台前半でのもみ合いとなっている。今日はこの流れが続いて、1.34台前半でのもみ合いが続くとみられる。ポンド円は欧州時間に199円20銭台まで上昇、NY時間に198円40銭台まで下落して、その後199円近辺まで戻している。今日は199円を挟んでの推移が見込まれる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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