ECB理事会、追加利下げ支持派に不利な状況=NY為替
きょうのユーロドルはNY時間に入って買いが優勢となっており、1.17ドル台後半まで上昇している。21日線の水準も復活しており、この1週間で完全に上向きの流れに復帰している。目先は7月初めの直近高値1.1830ドル付近が目先の上値メドとして意識される。
本日はECB理事会が開催され、これを受けて市場では追加利下げ期待が後退している。ECBの関係者によると、インフレが2%に達し、経済が貿易の混乱に耐えている現在、追加利下げを主張するECB理事は厳しい状況に直面しているという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
ECBは2024年6月以降、8回の利下げを実施してきたが、次回9月の理事会では据え置きが基本シナリオと見られているという。ラガルド総裁はインフレが目標の2%に到達し、経済も予想通りかそれ以上のパフォーマンスを見せていることから、現時点では様子見の姿勢であると述べていた。
EUR/USD 1.1766 EUR/JPY 172.89 EUR/GBP 0.8705
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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