米10年債利回り低下 米PPIが予想外の低下 10年債入札で下げ加速=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:28)(日本時間05:28)
米2年債 3.542(-0.017)
米10年債 4.044(-0.044)
米30年債 4.691(-0.040)
期待インフレ率 2.356(-0.014)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。この日発表の8月の米生産者物価指数(PPI)が予想外の前月比低下となり、市場の利下げ期待をさらに強化している。明日の米消費者物価指数(CPI)も要確認ではあるが、来週のFOMCでの利下げはほぼ確実のようだ。ただし、0.50%ポイントの大幅利下げへの期待までは高まっていない。
この日は10年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を下回ったことで、利回りは下げを加速させた。
イールドカーブのフラット化が続いており、2-10年債の利回り格差は+50(前営業日:+53)まで縮小している。
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.033%(WI:4.046%)
応札倍率 2.65倍(前回:2.35倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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