ドル円、本日高値圏での推移 やや行き過ぎの兆候も=NY為替
NY時間の昼に入ってドル円は147.40円付近と本日高値圏での推移が継続。147円台に再び上昇してきたことで次第に過熱感も出始めている。
過熱感を測るテクニカル指標であるRSIは63付近と買われ過ぎの水準である70にはまだ余裕があるが、ただ今年のドル円はRSIが60を超えてくると流れが転換するケースが多く見られていた。
状況が変化すれば、為替がテクニカル指標を大きく逸脱することはよくあるケース。実際、昨年のドル円はRSIのシグナルを上下の両方向に突き抜けていた。
しかし、現時点で金融政策の転換や円安を正当化するような明確な要因が見当たらないことから、勢いがやや行き過ぎの兆候とも言える。ドル円はボリンジャーバンド上限にも沿って推移しており、これも反転が近いことを示唆しているシグナルの1つではある。
USD/JPY 147.36 EUR/JPY 172.30
GBP/JPY 199.05 AUD/JPY 96.96
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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