ポンドドル、3年半ぶりの高値水準 給与税が雇用を圧迫=NY為替
きょうの為替市場はドル安が強まる中、ポンドドルは1.3770ドル近辺まで一時上昇し、3年半ぶりの高値水準まで上昇している。専らドルの動きがポンドドルを支配している。
本日はベイリー英中銀総裁が英商業会議所主催の年次会合で講演を行っていたが、4月に導入された給与税引き上げに伴い、英企業はそれへの対応として価格を引き上げるのではなく、雇用や賃金を削減することで対応している兆候が見られると述べていた。
給与税は労働者の所得を圧迫し、食品価格を押し上げているとの見解を示し、インフレのリスクは両面があると警告。雇用の正常化にはまだ時間がかかるとしている。市場では8月利下げへの期待が高まっているが、本日のベイリー総裁の講演はそれを正当化する内容との受け止めも出ているようだ。
GBP/USD 1.3758 GBP/JPY 198.40 EUR/GBP 0.8524
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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