アジア株 米金融市場の混乱に要警戒 トランプがパウエルに怒り心頭 香港株5日ぶり反落
アジア株 米金融市場の混乱に要警戒 トランプがパウエルに怒り心頭 香港株5日ぶり反落
東京時間14:12現在
香港ハンセン指数 24346.96(-127.71 -0.52%)
中国上海総合指数 3459.66(+3.68 +0.11%)
台湾加権指数 22493.12(+62.51 +0.28%)
韓国総合株価指数 3071.39(-36.86 -1.19%)
豪ASX200指数 8548.10(-11.09 -0.13%)
インドSENSEX30種 83170.63(+415.12 +0.50%)
アジア株はまちまち。トランプ氏のFRB議長に対する発言を受け米金融市場の混乱に対する警戒感がやや広がっている。
トランプはなかなか利下げしないパウエルに怒り心頭、9月か10月までに次期FRB議長を指名することを検討しているとWSJが報じた。苛立ちを募らせていることから「夏にも」指名する可能性もあるという。パウエル議長は来年5月で任期満了だがトランプはそれまで待てないようだ。トランプは「パウエルは間もなく辞任するだろう、ひどい人物だ」とコメント。次期議長にはトランプ氏に忠誠心の高い人物をあてるようだ、トランプ暴走が米国の信認低下につながる。為替相場ではドル全面安となっている。
香港株は5営業日ぶりに反落。きのう終値ベースで約3カ月ぶり高値を更新したため、いったん利益を確定する売りが広がっている。ただ、下値は限定的。トランプ氏の発言を受け米早期利下げ期待が高まっている。香港は金融政策を米国に連動させているため、金利に関してはトランプ暴走は香港株式市場にとって有難い。
韓国株は大幅反落、前日に約4年ぶり高値をつけたことから調整売りに押されている。年初来で27%上昇していることもあり外国人投資家がポジションを減らしている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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