アジア株上昇、イラン・イスラエル「12日間戦争」終結 米利下げ期待で香港株は4日続伸
アジア株上昇、イラン・イスラエル「12日間戦争」終結 米利下げ期待で香港株は4日続伸
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 24353.60(+176.53 +0.73%)
中国上海総合指数 3430.16(+9.60 +0.28%)
台湾加権指数 22397.62(+208.86 +0.94%)
韓国総合株価指数 3101.32(-2.32 -0.07%)
豪ASX200指数 8558.30(+2.77 +0.03%)
インドSENSEX30種 82522.06(+466.95 +0.57%)
アジア株は軒並み上昇、中東情勢緊迫化懸念が後退。日本時間13時にイランとイスラエルの「12日間戦争」は終結した(トランプ氏が米国時間深夜0時に戦闘終結と宣言)ただ、楽観的にはなれない。
報道によると米のイラン核施設攻撃は中核部分が破壊させず核開発計画を「数カ月」遅らせただけだという。そもそもイランは米の攻撃を前に備蓄した濃縮ウランを別の施設に移動させた可能性があるとの指摘もあり、当面イラン・イスラエル問題は解決しそうにない。
ひとまず戦争は終結、市場の関心は米金融政策に移っているようだ。きのうの議会証言でパウエルFRB議長はインフレが予想ほど強くなく労働市場も悪化なら予想よりも早く政策を緩和する可能性があると述べた。前日のボウマンFRB副議長やウォラーFRB理事のハト派発言もあり7月米利下げ観測が一段と高まっている。
香港株は4営業日続伸、米利下げ期待の高まりを受け幅広い銘柄が上昇している。香港は金融政策を米国に連動させている。
バイドゥやテンセントホールディングスなどゲーム関連が上昇。中国当局が6月に中国オンラインゲーム147本と輸入オンラインゲーム11本を承認したことが材料視されている。1カ月でこれほどの数を承認するのは過去3年間で最大となる。

執筆者 : MINKABU PRESS
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