【本日の見通し】雇用統計次第、関連指標弱め目立ち警戒感
【本日の見通し】雇用統計次第、関連指標弱め目立ち警戒感
ドル円は今週日替わりで上下、月曜日、水曜日がドル安優勢、火曜日、機能がドル高優勢。方向性がはっきりしない中で、本日21時半に発表される米雇用統計への注目が集まる展開。
今週に入って、米ISM製造業、非製造業景気指数やADP雇用者数など、関連指標が弱く出ており、警戒感が広がっている。もっともJOLTS求人件数、コンファレンスボード消費者信頼感指数などは好結果で、関連指標はまちまちな部分もある。
トランプ関税の米経済への警戒感が広がる中、雇用の弱さが目立つようだと、米追加利下げへの期待に繋がり、ドル売りが広がる可能性がある。ただ、前回の様に予想を超える強さを見せると一転してドル高となるだけに、発表までは動きにくい。ドル円は143円台を中心とした推移が見込まれる。
ユーロドルは1.14台半ば前後での推移。昨日市場予想通り025%の利下げを行ったECB。ラガルド総裁は会見で今回の利下げサイクルが終了に近いことを示している。利下げ継続の可能性を意識していただけに、ユーロ買いとなったが1.1500前後の売りを崩すには至らず。米雇用統計前に1.1500を超えの上昇は難しいとみられ1.14台中心の推移となりそう。
ユーロ円もECB後のユーロ買いも165円には届かず、164円台中心の推移か。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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