東京株式(前引け)=反落、朝方荒れ模様もその後は下げ渋る
29日前引けの日経平均株価は前営業日比200円22銭安の5万0550円17銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億6870万株、売買代金概算は1兆9262億円。値上がり銘柄数は893、対して値下がり銘柄数は626、変わらずは58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方の取引開始直後に先物主導で値を崩し、日経平均は400円あまり下げる場面があったが、その後は下げ渋る展開となった。配当権利落ちに伴う下げ圧力は60円程度にとどまるが、全体相場の商いが盛り上がりを欠くなか指数主導で不安定な値動きを強いられている。外国為替市場もボラタイルで一時1ドル=156円10銭近辺まで円高が進んだことで、ハイテク株には向かい風となった。個別では値上がり銘柄数が値下がりを上回り、TOPIXは小幅に上昇して前場の取引を終えている。
個別では断トツの売買代金をこなしているキオクシアホールディングス<285A.T>が軟調、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連に安いものが目立つ。ファーストリテイリング<9983>も売りに押され、川崎重工業<7012>も冴えない。TOKYO BASE<3415>、FIG<4392>、セグエグループ<3968>が大きく値を下げたほか、GMOインターネット<4784>も下落した。半面、フジクラ<5803>が高く、東洋エンジニアリング<6330>が物色人気。住友金属鉱山<5713>、三井E&S<7003>なども高い。アドバンスクリエイト<8798>、東邦亜鉛<5707>はいずれも値幅制限いっぱいに買われた。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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